合同音合わせの巻

2012年6月25日(月) 02:29 JST
投稿者: webmaster            
本日は、出演者全員の音合わせでござました。

私が担当している生徒の音合わせについて書きます。
フラメンコってそれなりに約束事があるので
それを暗黙の了解とし
踊る前に口頭でフリの構成を簡潔に説明したら
初めて聞くメロディー、初めてきく唄、初めて見る踊りの初めて同士でも
せーのせっ、てやって演奏と踊りをあわせられるコトになっています。
伝統的な構成をハズすならハズすで、そこは「こーゆー風にやります」
と断れば、初めて同士でも合うことになっています。
説明している最中に「とりあえずやってみて」ってなる場合が多いですけど。

たとえば群舞のティエントの場合
■唄は2つです。
■唄、ファルセータ、唄、エスコビージャ、タンゴです。
■唄はどっちも一個ふってからお願いします。
(ギタリストさんから「2唄はフツーの?」と聞かれたので)
■2唄は長いほうのです。
■エスコビージャを〆たら踊り手は全員とまりますので
タンゴのきっかけはギターからお願いします。
■タンゴは3つ欲しいのですが、3つめは
ルンバみたいな上げ上げのタンゴが欲しいです。
ちなみに適当な鼻歌でこんなのを唄ってレッスンをしていました。
と、鼻歌でさわりを披露(汗)。
■あと、サリーダのときに踊りはじめてしまいます。
まぁ、こんなカンジ。

ところがこの群舞は、初ステージの人もいたりするくらいの勢いで経験がないから
ギターの演奏を聴いてもどこからサリーダがはいるのか分かりません。
初めて聞くメロディーの区切りがわからないのよねぇ。
そりゃそーだ。
あたしだってすんごく迷ってハマることがいまだにあるくれーだ(恥)。
サリーダにかぶせて踊ることはあまりないので
サリーダの終わりを探ってハズすわけですが~~。
ともあれ、見事にハマったのですぐに止めて
■サリーダが入るまえにわかりやすーく合図を弾いてください。
ともお願いしました。

これは、今回が初ソロの生徒のカラコレスの場合。
■サリーダ中に(階段を)ステージに上がって唄はディレクトで頂きたいので
サリーダは4コンパスお願いします。
■唄は1つです。
■セレンシオ、エスコビージャ、ブレリアと続きます。
■板付きで終わりたいので、ハケ唄も4コンパス決めウチでお願いします。
■その後1コンパスでビタっと終わるように終わり方も振付けています。
ま、こんなカンジ。

ティエントの場合はすごく沢山言っていると感じるかもしれませんけれど
そもそも約束事があるので
その約束事のこの部分をこーしてくださいと指示をしているだけです。
ギタリスト、唄い手、それぞれの頭の中にあるチェックシートに
今回の場合は、ここはこう、あっちはこう
ってな具合にシートを埋めているだけ。

演奏するまえに曲の構成をしっかり把握するのを好む人と
初見で伴奏・伴唱できような妙なのを踊るな! とばかりに説明を好まない人と
どっちもいるように思います。
タブラオなんかのライブだと当日1回しか合わさないから
あまり妙な構成では踊りません。
踊り手は2曲踊れば終わりだけど、唄い手、ギタリストは6曲演奏します。
全員が2曲とも妙な構成で踊った日にはビルから飛び降りると思います。

発表会の群舞はちょっと特殊で
演奏する曲数がハンパないのもさることながら
ミュージシャンとのディスカッションで振り付けを変えることはできないので
オーソドックスな構成で振付けるようにしているし
ミュージシャンには緊張して振り付けの構成を憶えてもらいます。

ウチの生徒さんは趣味で踊りを習っている人が大半です。
たとえ趣味であろうと、フラメンコ自体に敬意をもって
フラメンコのお作法を覚えてもらいたいという気持ちもあります。
でも、フラメンコはみなさんに何も与えてくれないかもしれません。
だからみなさんの心意気に任せるしかありません。

定期ライブのはいっているエル・セロの音合わせのときは
「あたしはこーやってタブラオライブの合わせをやっています」
という姿を見せているつもりです。
特にソロを踊る子たちには意識的に見せているつもりでした。
あたしもまだまだヒヨっこの部分があり
タブラオの合わせのときは先輩たちにさんざ世話になってる中です。
それをやりながら色々覚えていっている中なのです。
どーせソロを踊るなら、もともと大変なのだから
もうひとがんばりしてフラメンコに近づいてくれたら嬉しいです。


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